ご結婚、心からおめでとうございます!
パートナーとの新しい未来にワクワクが止まらない反面、ふと現実的な不安が頭をよぎりませんか?
そう、「結婚式のお金」という、とてつもなく巨大な壁のことです。
「平均額は高いって聞くけど、実際みんないくらかけてるの?」
「貯金だけで足りる? 自己負担って結局いくら?」
「見積もりって、本当に後から上がるの?」
そんな疑問と不安がグルグル渦巻いて、せっかくのハッピーな気分が曇ってしまうのは、本当にもったいない!
この記事は、そんな「お金の不安」を抱えるあなたのために書きました。
結婚式費用というラスボスを倒すための「攻略本」として、最新のデータに基づいた平均相場から、リアルな自己負担額、そして賢い節約術まで、あなたの不安を解消する情報を「これでもか!」と詰め込んでいます。
大丈夫。正しい知識(=武器)さえあれば、予算内で理想の結婚式を挙げることは絶対に可能です。
この記事を読み終わる頃には、きっと「なんだ、やれそうじゃん!」と前向きな気持ちになっているはずですよ。
【2025年最新】結婚式費用の平均相場は327万円!総額と内訳を徹底解説

最新データに見る結婚式の平均総額
さあ、まずは敵の全体像を把握しましょう!
各種ブライダル情報誌の最新調査によると、結婚式にかかる費用の平均総額は、数百万単位になると言われています。
ひえっ!やっぱりそんなにかかるんだ…。
うちの貯金じゃ全然足りないかも…。
ストップ、ストップ!
その数字だけを見て、いきなり絶望する必要はありません。これはあくまで「総額」です。
あなたが実際に支払う「自己負担額」とは全く別モノですから、安心してくださいね。
まずは「ふーん、全体だとそれくらいが相場なんだ」という事実を、冷静に受け止めることがスタートラインです。この総額は、ゲストの人数や選ぶ会場、地域によっても大きく変動します。
大切なのは、この「平均」という数字に振り回されることではありません。
あなたたちが「どんな式にしたいか」を基準に、自分たちの予算を決めていくこと。そのための「目安」として、この平均額を捉えてください。
一番お金がかかるのは?項目別の詳しい内訳
では、その「総額」とは、一体何にどれくらいかかっているのでしょうか?
結婚式費用は、まるで「小さなパーツの集合体」です。
どのパーツにお金をかけるかで、全体の印象も金額もガラリと変わってきます。
特に、費用の大部分を占める「ビッグ4」が存在します。
💡 費用の主な内訳(一例)
- 料理・飲物: ゲストへのおもてなしの最重要項目! 総額に占める割合もトップクラスです。
- 新郎新婦の衣装: 憧れのウェディングドレスや和装。こだわればこだわるほど、費用もアップしがち。
- 会場費・装花: 式場の使用料や、会場を彩るお花代。雰囲気作りのキモですね。
- 写真・ビデオ・演出: 思い出を形に残すための費用。プロジェクションマッピングなどの演出もここに含まれます。
これら以外にも、引出物、ペーパーアイテム(招待状など)、ヘアメイク、司会者への謝礼など、本当にたくさんの項目が組み合わさって、あの「総額」が形成されているのです。
「え、こんなに色々あるの!?」と驚いたかもしれません。
そうです、だからこそ、「何にお金をかけたいか」という優先順位を二人で話し合っておくことが、とてつもなく重要なのです!
会場タイプ(ホテル、式場、レストラン)による違い
結婚式を挙げる「場所」によっても、費用感は大きく変わってきます。
大きく分けると、以下の3タイプが主流です。
- ホテルウェディング
- ✓ 知名度と信頼感は抜群。
- ✓ 宿泊設備が整っているため、遠方ゲストも安心。
- ✓ 格式高い雰囲気が出しやすいですが、その分、費用は高めになる傾向があります。
- 専門式場(ゲストハウス)
- ✓ 結婚式のためだけに作られた空間。
- ✓ 貸切感を味わえ、オリジナリティを出しやすいのが魅力。
- ✓ 設備が充実している分、こちらも費用は高めになることが多いです。
- レストランウェディング
- ✓ なんといっても「料理」のクオリティが最大の武器。
- ✓ 会場費が比較的リーズナブルで、アットホームな雰囲気になります。
- ✓ 控室や音響設備が十分でない場合もあるので、確認が必要です。
どれが正解、というわけではありません。
「アクセス重視」「料理第一」「貸切感でワイワイしたい」など、二人の理想のスタイルに一番近い場所を選びましょう。それが結果的に、満足度の高いお金の使い方につながります。
地域別(首都圏、地方)の相場比較
見落としがちですが、「どこで挙げるか」も費用に影響します。
一般的に、やはり首都圏(東京など)は、全国平均よりも費用が高くなる傾向にあります。
逆に、地方都市やリゾート地などでは、比較的費用を抑えられるケースも。
ただし、これはあくまで「平均」の話。
地方でも最高級ホテルで盛大に開けば費用は上がりますし、都内でも会費制のカジュアルなパーティなら抑えられます。
「地元でやるか、憧れの東京でやるか…」
もし迷っているなら、それぞれの地域でいくつかの式場から見積もりを取ってみて、比較検討するのが一番確実な方法ですよ。
結婚式費用のリアルな「自己負担額」は平均129万円!計算方法とシミュレーション

「総額」と「手出し(自己負担)」は全く違う
お待たせしました! ここが最重要ポイントです。
H2-1で見た「総額」は、あくまで「結婚式全体で動くお金」のこと。
あなたが実際に、自分のお財布(貯金)から出すお金=「自己負担額」は、それよりもグッと少なくなります。
なぜなら、結婚式には「ゲストからのご祝儀」や「親御様からの援助」という、強力なサポートが入ることが多いからです。
なるほど!あの総額を全部二人で払うわけじゃないんだ!
よかった…!
そうなんです!
この「自己負担額」こそが、あなたたちが本当に準備すべき金額。
総額のインパクトに惑わされず、この「リアルな手出し額」にフォーカスすることが、不安を解消する第一歩です。
平均データを見ても、自己負担額は総額の半分以下、場合によってはもっと少なくなるケースも珍しくありません。
自己負担額がわかるカンタンな計算式
では、自分たちの自己負担額はどうやって計算すればいいのでしょうか?
計算式は、驚くほどシンプルです。
自己負担額 =(結婚式総額)-(ご祝儀の総額)-(親からの援助)
この3つの要素さえ分かれば、おおよその「手出し」が見えてきます。
- 結婚式総額: これは式場からもらう「見積もり」がベースになります。
- ご祝儀の総額: これは「ゲストの人数」と「ゲストの顔ぶれ」で予測します。(詳しくはH2-3で!)
- 親からの援助: これは…勇気を出して、親御様に相談してみるしかありません。
この計算式を、ぜひスマホのメモ帳にでも保存しておいてください。
式場見学が始まったら、この式があなたの最強の「判断基準」になってくれますよ。
みんなの手出しはいくら?リアルな金額分布データ
「平均の自己負担額は分かったけど、実際はバラつきがあるんでしょ?」
その通りです。鋭いですね!
データを見てみると、「自己負担額はほとんど無かった(ご祝儀でほぼカバーできた)」というカップルから、「こだわりを詰め込んで、平均よりもしっかり支払った」というカップルまで、本当に様々です。
ボリュームゾーン(最も多い層)としては、数十万円から百万円台前半に収まっているケースが多いようです。
よかった!数百万円単位で持ち出す人ばかりじゃないんだ。
それなら、私たちにも現実的に考えられそう!
中には「自己負担ゼロ円」を実現したカップルもいますが、これはかなり計画的に節約やプランニングを行った結果です。
大事なのは、「みんながこうだから」ではなく、「自分たちはいくらまでなら自己負担として出せるか」というラインを、二人でしっかり決めておくことです。
親からの援助はいくら貰った?(平均額と割合)
自己負担額を左右する大きな要素、それが「親御様からの資金援助」です。
最新の調査では、結婚式費用の援助を受けたカップルは、全体の7割以上にも上ります。
多くの親御様が、子どもの晴れの日を応援したいと考えてくれている証拠ですね。
援助の平均額も、かなりの金額になることが多いようです。
もちろん、これは各家庭の事情によるので、一概には言えません。
「ウチの親に、そんなこと言い出せるかな…」
と悩む気持ちも分かります。
でも、親御様も「いつ言い出してくれるか」と待っているかもしれません。
【相談の切り出し方(例)】
「今、二人で結婚式の計画を立てていて、見積もりも貰ったんだけど…。もしよければ、費用のことで少し相談に乗ってもらえないかな?」
このように、まずは「相談」という形で切り出してみてはいかがでしょうか。
援助があるかないかで、二人の資金計画は大きく変わってきます。勇気を出して、タイミングを見て話してみることをオススメします。
【人数別】結婚式費用の相場一覧(30人・60人・80人)とご祝儀の目安

30人(家族・親族中心)の場合の費用感と自己負担
結婚式費用は、ゲストの人数に最も大きく左右されます。
なぜなら、費用のうち「料理・飲物・引出物」といった項目は、単純に「単価 × 人数分」で増えていくからです。
例えば、ゲスト30人規模。
これは、家族と本当に親しい親族・友人のみを招く、アットホームなスタイルの場合ですね。
- 費用の特徴:
- 総額は平均(60~70人規模)と比べて、かなり抑えられます。
- 会場も、大きな披露宴会場より、レストランや料亭などが選びやすくなります。
- 自己負担の考え方:
- 総額が少ない分、自己負担も少なくなる傾向があります。
- ただし、注意点も。 ゲストが親族中心だと、ご祝儀の平均単価は上がるかもしれませんが、総額は少なくなります。
- 結果として、総額に占める自己負担の「割合」は、大規模な式とあまり変わらないか、むしろ高くなるケースもあります。
少人数だからといって、必ずしも自己負担が激減するわけではない、と覚えておきましょう。
60人(友人・会社関係含む)の場合の費用感と自己負担
ゲスト60人~70人規模は、現在の結婚式で最も平均的なサイズです。
家族、親族、友人、そして会社の上司や同僚も招く、いわゆる「王道スタイル」と言えるでしょう。
- 費用の特徴:
- H2-1で紹介した「平均総額」に最も近いイメージです。
- 選べる会場の選択肢も最も多く、ホテル、専門式場、ゲストハウスなど、どこでも対応可能です。
- 自己負担の考え方:
- ゲスト人数が多いため、ご祝儀の総額も最も期待できる規模です。
- ご祝儀で総額の多くをカバーできる可能性が高く、結果的に自己負担額をコントロールしやすいバランスの取れた人数とも言えます。
「どれくらいの規模感がいいか分からない…」と迷ったら、まずはこの60人規模を基準に見積もりを取ってみると、イメージが湧きやすいですよ。
80人以上(盛大に)の場合の費用感と自己負担
ゲストが80人、100人と増えていくと、かなり盛大なパーティになります。
お世話になった人を余すところなく招待したい、という二人向きですね。
- 費用の特徴:
- 当然ながら、総額は平均よりも大きく上がります。
- 広い会場が必要になるため、会場費も高くなる傾向があります。
- 自己負担の考え方:
- ご祝儀総額も増えますが、それ以上に総額の上がり幅が大きくなることが多いです。
- 自己負担額も、平均より高くなることを覚悟しておきましょう。
- 「ゲストをとにかく盛大におもてなししたい!」という強い意志と、それに見合う予算計画が必要になります。
ゲスト1人あたりにかかる費用(料理・ギフト代)
人数別のイメージ、掴めてきたでしょうか?
ここで、ゲストが1人増える(または減る)と、費用がどれくらい変動するのかを知っておくと便利です。
ゲスト1人あたりの変動費(目安)
=(料理 + 飲物 + 引出物・引菓子 + 席札など)の合計額
例えば、料理と飲物で数千円~、ギフト類で数千円…となると、ゲストが1人増えるごとに、数万円単位で費用が上乗せされる計算になります。
これは非常に重要です。
「あと一人、呼ぶか呼ばないか…」
この判断が、最終的な総額に大きく影響してくる、ということを覚えておいてください。
ゲスト別(友人・上司・親族)のご祝儀目安
自己負担額を計算するために欠かせない「ご祝儀」。
もちろん、お祝いの気持ちなので金額が決まっているわけではありませんが、一般的な「相場」は存在します。
| ゲストの属性 | ご祝儀の相場(目安) |
|---|---|
| 友人・同僚 | 一定の金額が目安 |
| 会社の上司 | 友人・同僚より多めが一般的 |
| 親族(兄弟・いとこ) | 関係性により幅がある |
| 親族(おじ・おば) | さらに多めになる傾向 |
おお、こう見ると結構違うんだな。
招待状を送るリストを作るときに、誰がどれくらい来てくれそうか、ざっくり計算できそう!
その通り!
完璧に予測する必要はありませんが、「友人中心か、親族中心か」で、ご祝儀の総額見込みは大きく変わってきます。
よりリアルな自己負担額をシミュレーションするために、ぜひ参考にしてください。
結婚式費用を賢く抑える「節約術」と「見積もり」で後悔しないコツ

すぐに実践できる具体的な節約テクニック7選
さて、ここからは「守り」のターン!
平均や相場が分かったところで、どうやって賢く費用を抑えるか、具体的なテクニックをご紹介しましょう。
「ケチった」と思われず、「賢くやりくりした」と思われるのがゴールです!
時期や日柄(オフシーズン・仏滅)を選ぶ
これは最も効果が出やすい節約術の一つ。
結婚式には「人気シーズン」と「不人気シーズン」があります。
- 人気(高い): 春(4,5月)、秋(10,11月)
- 不人気(安い): 夏(7,8月)、冬(1,2月)
また、お日柄も同様です。
- 人気(高い): 大安、友引
- 不人気(安い): 仏滅、赤口
もし、シーズンやお日柄に強いこだわりがなければ、あえて「夏」や「仏滅」を選ぶだけで、会場費やプラン料金が大幅に割引されることがあります。
これは交渉の余地アリ、ですよ!
アイテムのDIYや外注(持ち込み料に注意)
ペーパーアイテム(招待状、席札)や、プロフィールムービーなどは、自分たちで手作り(DIY)することで費用を抑えられます。
また、衣装やカメラマンなどを、式場提携外の業者に「外注」するのも一つの手です。
【超重要】ただし「持ち込み料」に注意!
式場によっては、「外部のアイテムや業者を使うなら、別途料金(持ち込み料)をいただきます」と定めている場合があります。
「節約のためにDIYしたのに、持ち込み料が高くついて、結局トントンだった…」
なんて悲劇も起こり得ます。
契約前に「持ち込み料が無料か、いくらかかるか」を必ず確認しましょう。
パックプランやキャンペーンの活用
多くの式場が、お得な「パックプラン」や「期間限定キャンペーン」を用意しています。
(例:「○月までの挙式で衣装代オフ!」「○名様以上のプラン」など)
これらのプランをうまく活用すれば、個別にオプションを追加していくよりも、結果的に安くなることがあります。
ただし、「プラン内に何が含まれていて、何が含まれていないか」を、よーく確認することが重要です。
不要なものまで入っていないか、チェックを怠らないでくださいね。
節約してはいけない項目(ゲスト満足度)
節約は大事。しかし、やり過ぎは禁物です。
特に、ゲストのおもてなしに直結する部分を削ってしまうと、
「あの結婚式、ちょっと残念だったね…」
と、後々まで言われてしまう可能性が…。
⚠️ ここは削っちゃダメ!ゲスト満足度に関わる項目
- 料理・飲物: ゲストが一番楽しみにしている部分。ここのランクを下げると、不満が直撃します。
- 引出物: 明らかに安っぽいものや、持ち帰りにくい重いものはNG。
- ホスピタリティ: 会場スタッフの対応や、遠方ゲストへのお車代など、心遣いの部分。
逆に、節約してもバレにくい項目もあります。
(例:ペーパーアイテムの紙質、新郎のお色直し、キャンドルサービスなどの演出の一部)
「自分たちしか分からないこだわり」よりも、「ゲストが喜ぶこと」にお金をかける。
このメリハリが、満足度の高い節約の最大のコツです!
「初期見積もりから100万円UP」を防ぐ方法
結婚式準備で最も恐れられている怪談、それが
「最初の見積もりから、最終的に100万円も上がった…」
という話。
これは、脅しでも何でもなく、本当によくある話なのです。
なぜなら、式場が最初に出す「初期見積もり」は、必要最低限の項目しか入っていないことが多いから。
「ドレス、一番安いプランので計算しておきました(実際はもっと高いのを選ぶ)」
「お花、メインテーブルだけです(ゲストテーブルも要りますよね?)」
「映像?演出?あ、それはオプションです」
…という具合です。
このワナにハマらないために、どうすればいいか?
答えは、「見積もりをもらう段階で、できるだけ希望を全部伝える」ことです。
- 「ドレスはこのランクのものを着たい」
- 「映像演出は絶対に入れたい」
- 「お花はこれくらいボリュームが欲しい」
✓ 恥ずかしがらずに「全部盛り」で一度見積もってもらいましょう。
✓ その上で、「じゃあ、ここを削ろうか」と引き算していくのが、賢いやり方です。
値下げ交渉は可能?式場探しのポイント
「ズバリ、値切ってもいいんですか?」
…いいんです!
ただし、スーパーの特売品のように「安くして!」とゴリ押しするのはNG。
スマートな交渉術は、「他の式場と迷っている」というスタンスを見せることです。
「実は、A式場さんと迷っていて…。A式場さんは衣装代をサービスしてくれるそうなんです。
もし御社でも同じようにしていただけるなら、今日ここで決めたいのですが…」
このように、「即決」をカードに使い、具体的な比較対象(ライバル)を出すのが効果的。
式場側も、契約が欲しいのは同じです。
「この日までに契約すれば○○オフ」といった「特典」を引き出せる可能性が高まります。
式場見学は体力勝負ですが、何件か回って「相見積もり」を取ることが、結果的に大きな節約につながるのです。
結婚式費用の「支払いタイミング」はいつ?貯金が不安な方へ

支払いは「前払い」が基本の理由
節約術も分かった。でも、そもそも、
「その大きなお金、いつ払うの?」
という疑問がありますよね。
結論から言うと、多くの結婚式場が「全額前払い」を採用しています。
だいたい、式の1ヶ月前~1週間前までに、指定口座へ振り込むケースが一般的です。
「え!? ご祝儀をもらう前に全額払うの!?」
そうなんです。これが現実。
なぜなら、式場側からすれば、当日ドタキャンされたり、支払いが滞ったりするリスクを避けたいからです。
つまり、「ご祝儀をアテにして支払う」ことは、原則できないと考えておく必要があります。
だからこそ、H2-2で計算した「自己負担額」+「ご祝儀でまかなう予定だった分(総額)」を、一時的にでも立て替えるだけの貯金(キャッシュ)が必要になってくるのです。
「ご祝儀払い(後払い)」に対応した式場の探し方
「前払いなんて、とても無理!」
「貯金がまだそこまで貯まってない…」
というカップルも、もちろん多いはず。
諦めないでください。
数は多くありませんが、中には「後払い(ご祝儀払い)」や「一部当日払い」に対応してくれる柔軟な式場も存在します。
💡 後払いOKの式場を探す方法
ブライダル情報サイト(式場検索サイト)には、「支払いのタイミング」で絞り込み検索できる機能がついていることがあります。
- ハナユメ:「後払いOK」の式場特集
- マイナビウエディング:「お支払いのタイミングが相談できる」特集
これらのサイトを活用して、自分たちの条件に合う式場を探してみるのがオススメです!
式場見学の際に、ストレートに「ご祝儀での支払いは可能ですか?」と聞いてみるのも必須のアクションですね。
自己資金以外(ブライダルローンなど)の選択肢
「後払いOKの式場も見つからない…でも、結婚式は挙げたい!」
その場合、一時的に資金を借りる「ブライダルローン」という選択肢もあります。
これは、銀行や信販会社が提供している、結婚費用専用(または多目的)のローンです。
- メリット:
- まとまった貯金がなくても、希望の時期に式を挙げられる。
- ご祝儀が入った後に、繰り上げて返済できる場合もある。
- デメリット:
- 当然ながら、利息(金利)が発生する。
- 新生活のスタートと同時に、ローンの返済が始まる。
利用する際は、必ず複数の金融機関の金利や返済条件を比較検討してください。
「本当に今、借りてまでやるべきか?」
「返済計画は無理がないか?」
二人でよーく、よーーーく話し合うことが、絶対に必要です。
あくまで「最終手段」の一つとして、頭の片隅に入れておきましょう。
結婚式以外にかかる費用(指輪・新生活)も忘れずに
最後に、恐ろしいけれど大事なお話を。
あなたたちの「結婚」にかかるお金は、結婚式だけではありません。
そうです、他にも大きな出費が待ち構えています。
- 婚約指輪・結婚指輪
- 新婚旅行(ハネムーン)
- 新生活の準備(引越し、家具・家電の購入)
これらも、それぞれ数十万円から、こだわりによっては百万円単位の出費になります。
人によっては、「結婚式本体よりも、新生活の準備のほうがお金がかかった」というケースも。
「結婚式費用」と「結婚トータル費用」は分けて考える!
貯金全額を結婚式につぎ込んでしまい、「引越し代がない!」「新婚旅行は我慢…」となっては本末転倒。
必ず、「結婚全体でいくら使えるか」という大きな予算を立て、その中で「結婚式にはいくら」「新生活にはいくら」と、配分を考えるようにしてくださいね。
まとめ
結婚式費用という、巨大なラスボス。
その正体は、掴みどころのない「不安」だったのではないでしょうか。
しかし、この記事をここまで読んでくれたあなたは、もう丸腰ではありません。
- 「総額」ではなく「自己負担額」で考える、という視点。
- ご祝儀や援助を含めた、リアルな「計算式」。
- 人数によって費用感が変わるという「シミュレーション」。
- 「メリハリ」が命の「節約術」と「見積もりのコツ」。
- 「前払い」という現実と、「新生活費」の存在。
これだけの知識(武器)が身についたはずです。
平均額はあくまで平均でしかありません。
一番大切なのは、「二人が何にお金をかけたいか」という優先順位を、とことん話し合うことです。
「ゲストの料理は絶対に豪華にしたい」
「ドレスだけは絶対に妥協したくない」
「演出はいいから、みんなと話す時間を大切にしたい」
その「軸」さえ決まれば、お金をかける場所、削る場所は自ずと見えてきます。
費用は、二人の理想を叶えるための「手段」でしかないのです。
どうか、お金の不安に振り回されて、大切な準備期間を「つらいもの」にしないでください。
正しい知識を味方につけて、二人らしい、最高にハッピーな一日を創り上げてくださいね。
心から応援しています!


