ご結婚おめでとうございます!
これから始まるふたりの新生活、楽しみなことがたくさんありますよね。
でも、結婚式の話をしようとした時、ふと通帳を見てため息をついてしまった…なんてことはありませんか?
「貯金が全然ないから、結婚式は無理だよね」
「これからの生活にお金を残したいから、ナシ婚にするしかないかな」
ちょっと待ってください!諦めるのはまだ早いです。
世の中の「平均300万円」という数字に惑わされないでください。
結論から言うと、「総額100万円以下」で結婚式を挙げることは、スタイル(少人数婚や会費制など)を工夫すれば十分に可能です。
しかも、いただいたご祝儀や会費が費用総額を上回り、かつ後払いができる会場を選べば、ふたりの自己負担額(持ち出し)を「ほぼ0円」にすることだって、夢物語ではありません。
この記事では、数々の「低予算ウェディング」を成功させてきた現役プランナーが、「格安でも決して安っぽく見えない3つのスタイル」と、気になる「100万円結婚式の内訳(見積もり)」を公開します。
「お金がないから」という理由で、一生の思い出を諦めないでほしい。
賢く、身の丈に合った、最高に温かい結婚式の作り方を一緒に見ていきましょう。
総額100万円で「できること」と「できないこと」のリアル

まず最初に、正直な話をします。
最新の調査でも、挙式・披露宴の全国平均総額は約293万円(※)です。
総額100万円というのは、一般的な結婚式の約3分の1の予算。当然、なんでもかんでも叶えられるわけではありません。
成功の鍵は、「何にお金をかけて、何を捨てるか(メリハリ)」をはっきりさせることです。
100万円で「できること」
予算が少なくても、ゲストの満足度に直結する部分は叶えられます。
100万円では「できないこと」
逆に、見栄え重視の豪華な演出はカットが必要になることが多いです。
💡 でも、工夫次第で見た目は変えられる!
「どうしてもお色直ししたい!」「装花もこだわりたい!」
そんなワガママを叶えるのが、「持ち込み」と「DIY」です。
式場の中間マージンをカットし、自分で手配したアイテムを使えば、100万円の予算でも寂しくない、ふたりらしい空間を作れます。
👉 ゲストにバレずに100万円節約!結婚式費用の削り方と裏ワザ10選
※出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2023
100万円以下で叶える!おすすめの「3つのスタイル」

では、具体的にどんな結婚式なら100万円以下で実現できるのでしょうか?
一般的な披露宴(60名〜)で100万円以下にするのは至難の業ですが、以下のスタイルなら現実的です。
スタイル1:少人数・家族婚(10名〜30名)
私が一番おすすめするのがこのスタイル。
招待客を親族と本当に親しい友人だけに絞ることで、総額をグッと抑える方法です。
なぜなら、ゲストが少ない分、一人ひとりにお金をかけられるから。
派手な演出がなくても、「料理が美味しかった!」「ゆっくり話せた」とゲスト満足度が最も高くなりやすいのです。
予算の目安:30名で約80万〜120万円
👉 100万円で贅沢に!10名〜30名の「家族婚」費用相場と演出
スタイル2:会費制パーティー(1.5次会)
ご祝儀(3万円)をもらうのではなく、「会費制(1.5万円など)」にして、その会費内でやりくりするスタイルです。
このスタイルの最大のメリットは、「自己負担0円」が現実的に狙えること。
「参加人数 × 会費」が集まる金額になるため、その範囲内で会場や料理を選べば、理論上は持ち出し0円で実施可能です。ゲストの金銭的負担も少ないので、友人を呼びやすいのも魅力ですね。
予算の目安:60名 × 会費1.5万円 = 集まるお金90万円(この範囲で開催)
スタイル3:挙式+フォトウェディング+食事会
「披露宴」という形をとらず、シンプルに済ませる方法もあります。
- チャペルで挙式をする
- ドレス姿で写真をたっぷり撮る
- その後、平服(またはドレスのまま)で、両家で食事に行く
「派手なことはしたくないけど、けじめとして式は挙げたい」というカップルに選ばれています。
予算の目安:総額50万円以下も可能!
【内訳公開】これが「100万円結婚式」の見積もりだ!

「本当に100万円でおさまるの?」と不安な方のために、「スタイル1(家族婚・20名)」で実施した場合のリアルな見積もりシミュレーションを作りました。
会場は、一般的な専門式場ではなく、「レストラン」や「公的会館(ホテルの小宴会場)」を選んだ想定です。
| 項目 | 金額(目安) | 節約・工夫のポイント |
|---|---|---|
| 料理・飲物 | 300,000円 | 1.5万円×20名。ここはケチらず美味しいものを! |
| 会場費 | 50,000円 | レストランの個室利用などで安く抑える |
| 衣装(新郎新婦) | 150,000円 | 都民共済や格安店を利用(持ち込み料無料の会場を選ぶ) |
| 美容・着付け | 50,000円 | お色直しなしで節約 |
| 装花 | 30,000円 | 高砂なし、ゲスト卓のみのシンプル装飾 |
| 写真(データのみ) | 50,000円 | アルバムなし、データ渡しのみのプラン |
| 引出物・引菓子 | 100,000円 | 5,000円×20名 |
| 招待状・席次表 | 10,000円 | Web招待状&手作りでコストダウン |
| その他(税・サ) | 100,000円 | サービス料など |
| 合計 | 840,000円 | 目標の100万円以下を達成! |
いかがでしょうか?
「装花」や「会場費」を極限まで削りつつ、ゲストが口にする「料理」や「引出物」にはしっかりお金を使っています。これなら、ゲストに「ケチった」とは思われません。
「自己負担ゼロ(0円)」で挙げるための仕組みと注意点

「総額100万円」でも安いですが、貯金がないカップルにとっては、その100万円を用意するのも大変ですよね。
そこで知っておいてほしいのが、「ご祝儀払い(後払い)」という仕組みです。
ご祝儀を使えば「持ち出し」はなくなる
上記の「20名の家族婚(総額84万円)」を例に考えてみましょう。
- かかるお金(総額):84万円
- 入ってくるお金(ご祝儀):約60万円(3万円×20名想定 ※1)
- ふたりの自己負担額:24万円
もし、親御さんから少し援助があったり、親族のご祝儀が少し多めだったりすれば、自己負担額は数万円〜0円になります。
つまり、貯金を切り崩さなくても結婚式ができるのです。
(※1 親族が多い場合は1人あたりのご祝儀額が3万円より高くなる傾向があるため、さらに自己負担が減る可能性があります)
【超重要】ご祝儀が入る前の「資金繰り」
ただし、一つだけ大きな注意点があります。
多くの結婚式場では「前払い(式の1週間前までに振込)」がルールで、ご祝儀を受け取る前に支払いが必要です。
貯金がない場合は、必ず「ご祝儀払い(当日払い・後払い)OK」の会場を選ぶか、クレジットカード払いで支払いを先延ばしにする工夫が必要です。
「お金が足りなくて支払えない!」という事態(黒字倒産)を防ぐための詳しい方法は、以下の記事で徹底解説しています。必ず読んでください。
👉 貯金ゼロで乗り切る!「ご祝儀払い」と「後払い」の完全マニュアル
格安婚を成功させるための「会場選び」のコツ

100万円以下で結婚式を挙げるには、会場選びが命です。
「ゼクシィ」に載っているような豪華なゲストハウスに行くと、どうしても見積もりは高くなりがち。
格安婚を狙うなら、以下の3つの方法で会場を探しましょう。
1. 「ハナユメ」などの直前割(半年以内)を使う
「どうしても憧れのあの式場で挙げたい…!」
そんな時は、「直前割」を狙いましょう。
結婚式場は、空き枠を出したくないので、半年以内の日程なら大幅に値下げしてでも売りたいと考えます。
式場検索サイトの「ハナユメ」などは、この「ハナユメ割(直前割引)」に特化しているので、ケースによっては最大で100万円以上お得になることもあります。
2. 「トキハナ」で持ち込み自由な会場を探す
見積もりが高くなる原因は、式場指定のアイテムが高いからです。
「トキハナ」というサイトなら、掲載されている全会場が「持ち込み自由」です。
都民共済などで安く手配したドレス(10万円〜)などを持ち込めば、クオリティを落とさずに費用を劇的に下げられます。
3. 「ブライダルフェア」で資金を稼ぐ
これは裏ワザですが、式場見学(ブライダルフェア)に行くだけで、数万円分のギフト券がもらえるキャンペーンがあります。
キャンペーン条件によりますが、複数回れば数万円〜のお小遣いになることも。これを結婚資金の足しにすれば、自己負担額をさらに減らせます。
👉 結婚資金の足しに!見学だけで特典がもらえる「ブライダルフェア」攻略法
まとめ:お金がない=結婚式ができない、ではない!
100万円以下で挙げる結婚式について解説してきましたが、いかがでしたか?
「お金がないから」という理由で、結婚式を諦める必要は全くありません。
派手な演出や豪華なシャンデリアがなくても、美味しい料理と、ふたりからの「ありがとう」の言葉があれば、それは間違いなく最高の結婚式になります。
最後に、これから動き出すふたりへのアクションプランをまとめます。
- 「スタイル1(家族婚)」か「スタイル2(会費制)」か、方向性を決める
- 「後払いOK」または「格安プラン」がある会場を探す
- フェアで特典をもらい、初期費用に充てる
特に「後払い」や「持ち込み自由」な会場を探すなら、以下のサイトが強い味方になってくれます。
格安婚・後払いOKの会場を探すなら
▼半年以内の「直前割」で憧れを叶えるなら
👉 ハナユメで「直前割・格安プラン」を見る
※時期によっては100万円以上お得になることも!
▼持ち込み自由でとことん安くするなら
👉 トキハナで「最低価格保証」の式場を探す
※交渉不要で最初から一番安い見積もりが出ます。
ふたりらしい、賢くて温かい結婚式が実現することを心から応援しています!


