【新郎新婦必見】子供と楽しむ結婚式!ゲストも安心する「飽きさせない」演出&準備マニュアル

演出・アイテム・ドレス

ご成婚おめでとうございます! 長年ウェディングプランナーとしてお手伝いをしている私から、心よりお祝い申し上げます。

今、お二人は「子供と一緒にアットホームな式にしたい!」と夢を描きながらも、 「でも、式の最中に泣き出したらどうしよう?」 「子供ゲストが飽きて、親御さんに迷惑をかけないかな……」 そんなふうに、楽しみな反面、不安な気持ちも抱えていらっしゃるかもしれませんね。

子供が参加する結婚式は、ほんの少しの「事前の配慮」と「演出の工夫」があるだけで、驚くほど温かく、ゲスト全員が笑顔になる空間になります。 逆に、準備が不十分だと、親御さんも新郎新婦も当日ずっとヒヤヒヤして過ごすことになりかねません。

この記事では、10年以上にわたり数多くのファミリーウェディングを見てきた私の経験から、子供ゲストを飽きさせない演出アイデアや、トラブルを未然に防ぐ会場設備のチェックポイント、そしておしゃれな写真を残すコツを完全網羅しました。

記事を読み終える頃には、今の不安が「早く当日を迎えたい!」というワクワク感に変わっているはずです。大人も子供も心から楽しめる、最高の一日を叶えるための準備を一緒に始めましょう!

子供と一緒の結婚式は「事前の気配り」が成功のカギ

girl wearing white dress holding her bracelet

プランナーより

実は、子供連れで招待されるゲスト(親御さん)が一番心配しているのは、「自分たちの子供が、お二人の大切な式で迷惑をかけないか」ということなんです。

だからこそ、新郎新婦のお二人から「子供も大歓迎だよ!」「こんな準備をしているから安心してね」というウェルカムな姿勢具体的な対策を示すことが、ゲストの安心感につながり、会場全体の満足度を大きく左右します。

「迷惑をかけないように」と消極的になるのではなく、「子供がいるからこそ、もっと楽しくなる!」そんな結婚式を目指すマインドセットが、成功への第一歩ですよ。

【お悩み解決】子供ゲストを「飽きさせない・泣かせない」3つの神対応

a group of people standing next to each other holding umbrellas

子供ゲストの集中力は、長くは続きません。 「飽き」や「ぐずり」が始まる前に、先回りして対策を打っておくことが重要です。 私が現場で見てきた「これは効果的!」という3つの対応をご紹介しますね。

1. 遊び・おもちゃの準備(席上アイテム)

披露宴会場の自分の席に「自分だけの特別な何か」があったら、子供はとても嬉しいものです。

  • 年齢に合わせた「お楽しみ袋」:
    • 音が鳴らないおもちゃ(シールブック、塗り絵、簡単なパズルなど)
    • 大好きなお菓子(お菓子リュックやブーкеにしてもかわいいですね)
    • シャボン玉(ガーデン演出で使えます)
  • 「キッズカメラマン」に任命:
    • インスタントカメラ(写ルンです など)を渡して、「カメラマンさん、よろしくね!」とお願いしてみましょう。子供目線のユニークな写真がたくさん残りますよ。

2. 居場所作り(キッズスペース)

披露宴会場の隅に、子供たちが自由に過ごせる「キッズスペース」を設けるのも非常にオススメです。

  • 会場の隅にカラフルなマットを敷く
  • 小さなテント(ティピーテントなど)を置く
  • 絵本やおもちゃを置いておく

ここなら少し動いても大丈夫、という「居場所」があるだけで、親御さんの安心感が全く違います。写真映えするオシャレな空間にもなりますよ。

3. 飽きた時の「逃げ場」の確保

どれだけ対策しても、子供の機嫌は移ろいやすいもの。 ぐずってしまった時に、すぐに会場の外へ出られる動線を確保してあげましょう。

  • 席次(座席配置)の工夫:
    • 子供連れのゲストは、なるべく出入り口に近い席に配置してあげると親切です。
  • 会場の「逃げ場」確認:
    • 披露宴会場のすぐ外に、ロビーや控室など、少しの間リフレッシュできるスペースがあるか確認しておきましょう。

パパママ婚にも!子供が活躍する演出&役割アイデア5選

a bride and groom walking down the aisle

「うちの子」も「ゲストの子」も、式の大事な主役です。 子供たちに役割を与えると、責任感を持って楽しんで参加してくれることが多いですよ。

挙式でオススメの演出

  • リングボーイ/リングガール:
    • お二人の大切な結婚指輪を運ぶ大役。お揃いの衣装もかわいらしいですね。
  • フラッグボーイ/フラッグガール:
    • 「Here Comes The Bride(新婦の登場です)」といった旗を持って、新郎新婦の入場をお知らせします。
  • ベールガール/ベールダウン:
    • 新婦のベールの裾を持ったり、お母様(新婦)のベールダウンを(パパに抱っこされて)お手伝いしたりするのも感動的です。

披露宴でオススメの演出

  • 乾杯の発声:
    • 「かんぱーい!」と元気に言ってもらうだけで、会場中が和やかな空気に包まれます。
  • ケーキ入刀のプレゼンター:
    • 「ケーキはこちらです!」と、小さなシェフの格好でケーキを運ぶお手伝いをしてもらうのも人気です。
  • 中座のエスコート役:
    • お色直しの中座で「大好きな〇〇くんと」と指名して、一緒に退場しましょう。

ある日の結婚式エピソード

以前、3歳になる息子さんと一緒に結婚式を挙げた新郎新婦がいらっしゃいました。 挙式のリハーサルでは、緊張からか泣き出してしまい、指輪を運ぶ練習ができませんでした。 お二人は「本番は無理そうなら、私たちが持ちます」と少し残念そうでしたが、私は「大好きなおもちゃのミニカーに指輪を乗せて運ぶのはどうでしょう?」と提案したんです。

迎えた本番。 息子さんは、大好きな赤いミニカーを手にしっかり握りしめ、少しよろけながらも、まっすぐにお二人のもとへ! 会場中が温かい拍手に包まれ、お二人の目には涙が浮かんでいました。 「失敗」を恐れるより、「どうしたら楽しくできるか」を考えることの大切さを、改めて教えてもらった一日でした。

子供の機嫌もバッチリ!かわいい写真を撮るコツ

grayscale photo of man and woman smiling

せっかくのハレの日、子供たちのかわいい笑顔も写真に残したいですよね。 でも、子供はカメラを向けるとそっぽを向いてしまうことも…(笑) そんな時は、以下のポイントを意識してみてください。

  • ✓ カメラマンに子供の好きなおもちゃやアニメを伝えておく
    • プロは子供の気を引くのが上手です。事前に情報共有しておくとスムーズですよ。
  • ✓ カメラ目線にこだわらない
    • 無理に「こっち向いて!」と言うより、遊んでいる自然な姿や、新郎新婦を見つめる横顔を撮ってもらうほうが、素敵な写真になることも多いです。
  • ✓ 大人がしゃがんで、子供の目線に合わせる
    • 新郎新婦もカメラマンも、子供と同じ高さの目線になることで、子供は安心します。

実は一番重要!「子供歓迎(ウェルカム)な会場」の選び方

ここまでいろいろなアイデアをお伝えしてきましたが、実は、新郎新婦がどれだけ演出を考えても、会場の設備(ハード面)とスタッフの理解(ソフト面)が整っていないと、当日の負担が大きくなってしまいます。

「子供連れに優しい会場」を見極めるチェックリストをご紹介しますね。

【見学時チェックリスト】

  • ハード面(設備)
    • □ 授乳やおむつ替えができる専用スペース(個室)はあるか
    • □ 子供用の椅子(ハイチェア、バンボなど)の種類は豊富か
    • □ 子供用の食器やカトラリーはあるか
    • □ 会場内はベビーカーでの移動がスムーズか(段差は少ないか)
  • ソフト面(対応)
    • □ 子供用の料理(アレルギー対応含む)は柔軟に対応してくれるか
    • □ スタッフは子供に慣れているか(笑顔で対応してくれるか)
    • □ ベビーシッターや託児サービスの手配は可能か

これらの条件を、何十軒もある式場の中からお二人だけで探し出すのは、本当に大変な作業です。 そこで、プランナーとして賢い方法を一つお伝えしますね。

オススメの結婚式場探しサービス【大手式場探しサイト】

子供連れウェディングを成功させる近道は、「子供対応に強い会場」を効率よく見つけることです。 そのためには、大手結婚式場探しサービスの「無料相談デスク」や「検索機能」を上手に活用するのがオススメです。

なぜ式場探しサービスがオススメなのか

  • 「パパママ婚プラン」「授乳室あり」などで絞り込み検索ができる
    • お二人の希望条件に合う会場だけを、WEBサイトで簡単にリストアップできます。
  • プロの視点で会場を厳選してくれる(相談デスク)
    • 「子供慣れしたスタッフさんが多い会場はどこですか?」といった、ネットでは分からない「ソフト面」の情報も教えてくれます。
  • 打ち合わせ負担の少ない会場やプランを提案してくれる
    • 子供がいると、何度も打ち合わせに出向くのは大変ですよね。「オンライン打ち合わせOK」「マタニティプラン」など、お二人の状況に合わせた提案がもらえます。

比較ポイント・選び方

いろいろなサービスがありますが、以下のポイントで比較してみると良いでしょう。

比較ポイントサービスA(例:ハナユメ)サービスB(例:ゼクシィ)
特徴割引特典(ハナユメ割など)が充実掲載会場数が業界トップクラス
強み「パパママ婚」など特定プラン検索に強い地方や多彩なスタイルの会場が見つかる
相談方法オンライン / 店舗デスクオンライン / 店舗デスク(カウンター)
特典電子マネーギフト券など商品券など(時期による)

デメリット・注意点

とても便利なサービスですが、一つだけ注意点があります。 それは、WEBサイト上で「子供可」となっていても、実際の設備やスタッフの対応レベルには差があるということです。

「授乳室あり」と書いてあっても、実際は「空いている控室を一時的に使う」という場合もあれば、「調乳用のお湯まで完備された専用個室」がある場合も。 サービスで候補を絞ったら、最後は必ずお二人(できればお子さんも一緒に)で見学に行き、ご自身の目でチェックしてくださいね。

よくある質問(Q&A)

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Q. 招待状で子供連れについてどう案内すべき?

A. ぜひ、招待状に「付箋(ふせん)」を同封しましょう。 「お子様とご一緒のご出席を心よりお待ちしております」という一言に加え、 「会場にはキッズスペースや授乳室もご用意しておりますので ご安心くださいね」 といった具体的な配慮を書き添えると、親御さんはとても安心されますよ。

Q. 子供の料理は何歳から必要?

A. 会場によって異なりますが、一般的には2〜3歳頃から「お子様プレート(ワンプレート)」を用意することが多いです。小学生くらいになると、大人と同じコースの品数を減らした「お子様コース」もあります。 もちろん、アレルギー対応は最優先で確認しましょう。

Q. 授乳中のゲストへの配慮は?

A. まず、授乳室の場所を事前に伝えておきましょう。 席の配置も、高砂(メインテーブル)からは見えにくく、出入り口に近い席にするのがオススメです。 また、会場で授乳ケープの貸し出しがあるか確認し、無ければ「ケープをご持参いただけると安心です」と一言添えても良いかもしれません。

まとめ:子供もゲストも笑顔になる会場選びから始めよう

子供と一緒の結婚式は、大変なことばかりではありません。 ハプニングすらも愛おしい思い出になる、人生で一度きりの宝物のような時間です。

そして、その成功の秘訣は、

  1. ゲストの親御さんの不安を取り除く「事前の配慮」
  2. 子供を飽きさせない「演出やアイテム」の準備
  3. そして何より、子供ウェルカムな「会場選び」

にあります。

もし今、お二人が「子供がいても大丈夫かな?」「何から準備すればいいか分からない」と迷っていらっしゃるなら、まずは無料の式場相談デスクで、専門のスタッフに「子供連れに優しい会場」を聞いてみることから始めてみませんか?

お二人だけで抱えているその不安は、プロに相談することで「具体的なプラン」に変わり、きっとワクワクに変わっていきますよ。

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