【警告】結婚式の最終見積もりで泣かないために!プロが教える「契約前」の鬼交渉術

費用・見積もり・節約

ご結婚おめでとうございます!

幸せいっぱいの時期に、いきなり怖い話をしてごめんなさい。 でも、これだけは知っておいてほしいのです。

「結婚式って、最初にもらった見積もりから平均で100万円以上上がる」

これは都市伝説ではなく、紛れもない事実です。

楽しいブライダルフェアの最後に、 「おふたりの希望を叶えると、この金額になります!」 と渡された見積もりを見て、予算内だからと安心して契約のハンコを押す。

しかし半年後、打合せが進んで出てきた「最終見積もり」を見て、 「えっ……嘘でしょ? なんでこんなに増えてるの!?」 と青ざめるカップルが後を絶ちません。

「あとで高くなったら、その時に値切ればいいや」

もしそう思っているなら、今すぐにその考えを捨ててください。 元ウェディングプランナーとして、はっきり断言します。

契約書のハンコを押した後では、1円も値引きできません。

プランナーは笑顔でこう言うでしょう。 「契約済みですので、これ以上の変更は致しかねます」と。

でも、まだ契約していないあなたなら間に合います! この記事では、業界の裏側を知り尽くした私が、最終見積もりが上がらないようにするための「契約前の交渉テクニック」をこっそり教えます。

プランナーの「営業ノルマ」を逆手にとった、プロ顔負けの交渉術。 これから見学に行く人は、絶対に読んでから行ってくださいね!

1. なぜ「最終見積もり」は跳ね上がるのか?カラクリを暴露

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そもそも、なぜ最初の見積もりから100万円も上がってしまうのでしょうか? 「詐欺じゃないの?」と思うかもしれませんが、ここには業界特有の「2つのカラクリ」が存在します。

初期見積もりは「最低ランク」で作られている

見学の時に出てくる見積もりは、基本的に「一番安い(ショボい)ランク」で作られています。

なぜなら、プランナーは契約を取りたいから。合計金額を少しでも安く見せ、「これなら払えるかも」と思わせるのが狙いです。

具体的には、以下のような内容で見積もりが組まれています。

  • 料理:品数が少なくてメインのお肉が小さいコース(1万円)
  • お花:テーブルの真ん中にチョコンと乗っているだけの寂しい装花(5千円)
  • ドレス:選べる種類が少なくて、デザインも古いもの(20万円)

でも、実際に打合せが始まってカタログを見たらどうなるでしょうか。 「やっぱりお肉はおいしいのがいいよね」「ドレスはもっと可愛いの着たい!」となるのが自然です。

そうやってランクを上げていくと、あっという間にプラス100万円。これが一つ目のカラクリです。

プランナーには「単価アップ」のノルマがある

もう一つの理由は、私たちプランナーの評価制度にあります。 実は、契約を取った後のプランナーの仕事は「単価(客単価)を上げること」なのです。

  • 料理のランクを上げさせた
  • デザートビュッフェを追加させた
  • 記録映像を注文させた

これらすべてが、プランナーの成績としてカウントされます。「お客様のために提案している」という顔をしながら、裏では「今月の単価目標、あと5万円足りないな……」と計算していることも珍しくありません。

したがって、契約後に「高すぎるから値引きしてください!」と頼んでも、絶対に首を縦には振らないでしょう。それに応じることは、自分の成績を下げることを意味するからです。

これが、「契約後の値引きは不可能」と言い切れる理由です。

2. 契約書にサインする前が勝負!元プロ直伝「値切り」の裏技

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では、どうすれば見積もりアップを防げるのでしょうか? 答えはシンプル。「契約する前」に交渉するしかありません。

「契約書にハンコを押す直前」こそが、あなたが一番強い力を持っている瞬間だからです。プランナーは喉から手が出るほど契約が欲しい状態。このタイミングでしか使えない、効果絶大の交渉テクニックを伝授します。

「総額」ではなく「持ち込み料」を交渉せよ

値引き交渉では、「持ち込み料の無料化」を狙うのが鉄則です。

「総額から10万円引いてください!」と言うのは得策ではありません。総額はすでに限界まで値引きされている場合が多く、断られる可能性が高いからです。一方、持ち込み料であれば「契約してくれるなら特別に」という判断が下りやすい傾向にあります。

  • ドレスの持ち込み料(相場5〜10万円)
  • カメラマンの持ち込み料(相場3〜5万円)
  • 引出物の持ち込み料(相場300〜500円/個)

これらを無料にする約束を取り付けてください。

交渉のセリフ
「まだドレスやカメラマンをどうするか決めていないので、選択肢を広げたいんです。持ち込み料を無料にしていただけませんか? それなら安心して契約できます」

もし契約後に「式場のドレスが高いな……」と思っても、持ち込み料が無料なら、ネットで安くて可愛いドレスを探して持ち込むことができます。 「将来的に節約するための逃げ道」を作っておくことこそ、最終金額を抑えるための最強のカギとなるのです。

最強の交渉カード「即決特典のバーター取引」

プランナーがよく使う「今日決めてくれたら〇〇万円オフ!」という即決特典。これを言われたら、「条件交換(バーター)」を持ちかける絶好のチャンスです。

なぜなら、プランナーの弱点は「今日、契約が欲しい」こと。あなたの希望は「質を上げたいけど、安くしたい」こと。この利害を一致させれば、交渉は成立するからです。

魔法のフレーズ
「今日決めたい気持ちはあるんですが、料理のランクだけが心配で……。 皆さんに美味しいものを食べてほしいので、料理ランクを1つ(2,000円分)上げたいんです。 その差額分を特典として値引きしてくれたら、今すぐここでサインします!」

これ、プランナーにとっては非常に断りづらい提案といえます。 あなたは「値切りたい」と言っているのではなく、「ランク(質)を上げたい」と言っているからです。「料理のランクは上がる(=プランナーの顔は立つ)」けれど、「支払う金額は変わらない」。

この「実質的な値引き」を引き出すのが、プロおすすめの裏技です。「料理」だけでなく、「エンドロールムービー」や「アルバム」でも応用できますよ!

3. 【契約済みの人へ】まだ間に合う?最終見積もりを下げる最後の手段

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「この記事を読むのが遅かった……もう契約しちゃったよ!」 という方も、諦めないでください。

契約後の「値切り(単価交渉)」はほぼ無理ですが、「最終見積もりを下げる方法」はまだ残されています。

「値引き」は無理でも「節約」はできる

契約済みの場合は、プランナーの売上にあまり響かない部分を自作(DIY)して削るのが正解です。

契約後に「料理を安くして」とか「お花代まけて」と単価交渉をするのは、ルール違反。「クレーマー」認定されて、スタッフの態度が冷たくなってしまうリスクすらあります。しかし、DIYによる持ち込みなら「節約の努力」として受け入れられやすいのです。

  • ペーパーアイテム:招待状や席次表をネット注文や手作りにする(数万円の節約)
  • プロフィール動画:自作ソフトや格安業者を使う(5〜10万円の節約)
  • ブーケ:アーティフィシャルフラワー(造花)を持ち込む

これらはプランナーにとっても「手配の手間が減る」部分なので、比較的スムーズに通ります。 「ここは自分たちで頑張るので外してください」と伝えれば、見積もりからゴッソリ金額を減らせるでしょう。

プランナーの「ミス」があった場合は交渉の余地あり

もし、打合せの中でプランナー側に明らかなミスがあった場合は、交渉の余地があります。

通常の値引き交渉は通りませんが、ミスによる損害の「補填」であれば話は別だからです。

  • 「持ち込み料はかからないと言っていたのに、後から請求された」
  • 「伝えていた希望の日程が確保されていなかった」
  • 「連絡ミスで準備が遅れた」

こういったトラブルがあった時は、感情的に怒るのではなく、事実ベースで相談しましょう。

「そちらのミスで迷惑を被ったので、そのお詫びとして、このオプション代(数万円程度)をサービスしてもらえませんか?」

と持ちかければ、支配人の判断で値引き(補填)が通るケースがあります。あくまで「正当な権利」として、冷静に伝えるのがポイントです。

よくある質問(Q&A)

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最後に、見積もりや交渉に関してよく聞かれる質問にお答えします。

Q
仏滅やナイトウェディングは本当に安くなりますか?
A

なります!交渉しなくても最初から安いです。 会場側としては、人気のない日程(仏滅、真夏、真冬、日曜の夜など)は「空気を運ぶよりマシ」と考えます。空けておくくらいなら、安くても入れてしまいたいのが本音。最初から「仏滅プラン」などで大幅な割引がついていることが多いので、日程にこだわらないなら最強の節約術です。

Q
他の式場の見積もりは持っていくべき?
A

絶対に持っていってください! 家電量販店と同じで、「A店ではこの値段だった」という証拠がないと、本気の値引きは引き出せません。 「A会場さんは総額300万円で、ドレス代も込みにしてくれたんです。こちらの会場が第一希望なんですが、金額だけがネックで……」 と、ライバル店の見積もりを見せながら相談すれば、プランナーも上司に「他社に対抗するために値引きが必要です!」と掛け合いやすくなります。

まとめ:プランナーは「夢のパートナー」である前に「数字を追う営業マン」

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

ちょっと厳しいことも書きましたが、これがブライダル業界のリアルです。 プランナーさんの笑顔の裏には、厳しいノルマと数字のプレッシャーがあります。

「いい人だから言い出しにくいな……」と情に流されてしまうと、後で泣くのはあなた自身です。 ビジネスライクに交渉できるカップルだけが、賢く、納得のいく結婚式を挙げることができます。

これから見学に行く方は、ぜひこの記事を参考に 「契約前」という最強のカードを使って、理想の結婚式をお得に叶えましょう! 応援しています!

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