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ブライダルフェアとは? 初めての参加でも安心の完全ガイド

blue and white area rug 準備・段取り・式場選び

ご成婚おめでとうございます!

「さて、結婚式場を探そう」と思ったものの、「ブライダルフェア」という言葉に戸惑っていませんか?

「ブライダルフェアって、そもそも何?」 「何となく聞いたことはあるけど、具体的に何する場所なの?」 「無料って書いてあるけど、行ったら勧誘がすごそうで不安…」 「一人で行ってもいいのかな? 服装は?」

初めてのことばかりで、そんな不安や疑問が次々と浮かんでくるのは、あなただけではありません。10年以上プランナーをしていますが、多くの新郎新婦が同じ道を通っています。

この記事を読めば、ブライダルフェアに関するそんなモヤモヤした不安がすべて解消されますよ。

私、ベテランプランナーの視点から、ブライダルフェアの基本的な内容、メリット・デメリット、参加時の服装や持ち物、そして皆さんが心配される「しつこい勧誘」への対処法まで、あなたが知りたい情報を網羅的に解説しますね。

読み終わる頃には、「なんだ、楽しそう!私たちも行ってみようかな」と、安心して最初の一歩を踏み出せるはずです。

まずはブライダルフェアの「正体」から、一緒に見ていきましょう。

ブライダルフェアとは?「式場見学」との違いを解説

silhouette of woman wearing wedding dress

「ブライダルフェア」と「式場見学」。この二つ、似ているようで実は少し違います。

ブライダルフェアとは?

結婚式場が開催する、未来の新郎新婦のための「体験型イベント」のことです。 会場を見学できるのはもちろん、その式場の魅力(料理、ドレス、雰囲気など)を五感で感じてもらうための、いわば「お祭り」のようなものです。

では、「式場見学」とはどう違うのでしょうか。

「式場見学」は、その名の通り、会場の設備や内装(”箱”)を見ることがメインです。プランナーが付き添い、チャペルや披露宴会場を案内しながら、空き日程や基本的な見積もりの説明をしてくれます。所要時間も1時間半〜2時間程度と、比較的コンパクトです。

一方で、「ブライダルフェア」は、その見学に加えて、さまざまな”体験”がセットになっています。 料理の試食ができたり、ドレスの試着ができたり、本番さながらの演出を体験できたりします。そのため、所要時間も3〜4時間と、半日近くかかることが多いのが特徴です。

もし「まずは手早く会場だけ見たい」という場合は「式場見学」を。 「どうせ行くなら、料理や雰囲気もしっかり確かめたい」という場合は「ブライダルフェア」を選ぶのがオススメですよ。

ブライダルフェアでは何する?主な内容と体験できること5選

a group of people standing around a wooden structure

では、具体的にブライダルフェアではどんなことをするのでしょうか? 式場によって内容はさまざまですが、代表的な5つの体験をご紹介しますね。

① 豪華コースの「試食会」

ブライダルフェアの最大の目玉と言っても良いのが「試食会」です。

ゲストへのおもてなしとして、お料理を重視する新郎新婦は非常に多いです。 フェアでは、実際に披露宴で提供されるコース料理の一部(前菜、メインのお肉料理、デザートなど)を、無料または格安で試食できることがほとんど。

  • 味付けは好みか
  • ボリュームは十分か
  • 見た目の美しさはどうか

などを、お二人の舌でしっかりチェックできる絶好の機会です。

② 憧れのドレス「試着会」

提携しているドレスショップの衣装(ウェディングドレスやカラードレス)を試着できるフェアもあります。 プロのスタッフさんに手伝ってもらいながらドレスに袖を通すと、「いよいよ結婚するんだ」という実感が湧いて、とても感動的ですよ。

試着会のチェックポイント

  • どんなデザインのドレスが置いてあるか
  • 着てみたいと思うドレスがあるか
  • スタッフさんの対応は丁寧か

※試着会は人気が高く、組数限定(予約制)の場合が多いので、希望する場合は早めに確認しましょう。

③ 本番さながらの「模擬挙式・模擬披露宴」

「模擬挙式」では、モデルの新郎新婦が本番通りに挙式を行います。 お二人はゲスト席に座り、ゲスト目線で挙式の流れや会場の雰囲気を体験できます。 光の入り方、聖歌隊の歌声、退場の際のフラワーシャワーなどをリアルに感じられるので、「ここで挙式するイメージが湧いた」とおっしゃる新郎新婦も多いですね。

「模擬披露宴」では、入場シーンの照明や音響、ムービー上映、人気の演出などを体験できます。

④ 会場コーディネート見学

披露宴会場が、すでに本番直前のようにセッティングされている状態を見学できます。

  • テーブルクロスの色
  • お花(装花)のボリュームや色合い
  • ペーパーアイテムのデザイン

など、プロが整えたコーディネートを見ることで、お二人の結婚式の具体的なイメージが膨らみます。 「私たちはもっとシンプルが良いな」「このお花の色、素敵だね」と、お二人で話しながら見学すると楽しいですよ。

⑤ プランナーへの「個別相談会」

フェアの最後には、私たちウェディングプランナーとの個別相談会が設けられていることがほとんどです。

お二人の希望(時期、人数、雰囲気)をヒアリングしながら、具体的な空き日程の確認や、概算の見積もりを作成します。 些細なことでも構いません。「こんなこと聞いてもいいのかな?」と遠慮せず、不安なことは何でも質問してくださいね。

【メリット・デメリット】ブライダルフェアに行くべき?

a group of figurines that are standing on a set of steps

ブライダルフェアがどんなものか見えてきたところで、参加するメリットと、知っておきたい注意点(デメリット)を整理しますね。

行くべき5つのメリット

  1. リアルな雰囲気がわかる 写真だけでは分からない、会場の広さ、天井の高さ、自然光の入り方、スタッフの立ち居振る舞いなどを肌で感じられます。
  2. 料理の味を直接確かめられる ゲスト満足度に直結する料理を、契約前にチェックできるのは最大の利点です。
  3. 費用感や見積もりが具体的になる 「やりたいこと」を伝えた上で見積もりをもらえるので、総額がイメージしやすくなります。
  4. 他の式場と比較検討しやすくなる 複数のフェアに参加することで、「A会場は料理が美味しい」「B会場はチャペルが素敵」など、お二人の「譲れない軸」が明確になります。
  5. 参加特典がもらえる 式場独自の特典(挙式料割引など)や、式場検索サイト経由の予約特典(商品券など)がもらえることもあります。

知っておきたい3つのデメリット(注意点)

  1. 所要時間が長い(平均3〜4時間) 体験が盛りだくさんな分、半日仕事になります。デートがてら楽しむ気持ちで、スケジュールには余裕を持っておきましょう。
  2. 人気のフェアはすぐ満席になる 特に「豪華試食付き」や「土日開催」のフェアは人気が集中します。気になるフェアを見つけたら、早めの予約がオススメです。
  3. 勧誘や営業を受ける可能性がある 式場側もビジネスですから、お二人に「ここで決めてほしい」という気持ちがあります。その日の成約を促される(「即決特典」など)場合もあります。

初めてのブライダルフェア|不安解消Q&A

brown wooden table and chairs

初めての参加は、分からないことだらけで不安ですよね。 ここで、新郎新婦からよくいただく質問にお答えします!

Q. 本当に無料?お金はかかる?

A. ほとんどのブライダルフェアは無料です。 試食会も無料で参加できることが多いですが、中には「フルコース試食(有料:3,000円)」のように、一部有料のフェアもあります。 その場合も、必ず予約時に明記されていますので、参加費は予約時にしっかり確認しておきましょう。 無料だからといって、後から請求されるようなことはないので安心してくださいね。

Q. しつこい勧誘や営業はある?上手な断り方は?

A. これが一番心配な方も多いかもしれませんね。 昔に比べて、強引な勧誘(「今日契約しないと帰さない」といったこと)は、今はほとんど無いと思って大丈夫ですよ。

ただ、プランナーも「この新郎新婦に、ぜひうちで挙げてほしい!」と熱意を持っていますから、オススメのポイントをお伝えしたり、「今日決めていただくと、こんな特典がありますよ」というご案内(即決特典)をしたりすることはあります。

以前、こんな新郎新婦がいらっしゃいました。 ある会場で「今日決めないと、希望の日が埋まりますよ」と強く言われ、お二人とも断れずに内金(予約金)を払ってしまったそうです。 でも、家に帰って冷静になると「本当にあそこで良かったのかな…」と不安になり、私のところへ相談に来られました。

もちろん、気に入った会場であればその場で決めるのも良い選択です。 でも、少しでも迷いがあるなら、その場で決断する必要はありません。

もし迷った時は、こう伝えてみてください。

【上手な断り方(例文)】

  • 「とても素敵な会場でしたが、家族(親)とも相談してから決めたいです。」
  • 「まだ見始めたばかりなので、他の式場もいくつか見てから比較検討したいです。」
  • 「二人で一度、持ち帰ってじっくり考えます。」

このように「持ち帰って検討する」という意思をハッキリ伝えれば大丈夫です。私たちプランナーも「なるほど、それなら仕方ないですね」となりますよ。

Q. どんな服装で行けばいい?

A. 結論から言うと、「清潔感のある普段着」でOKです。 スーツやドレスコードのような堅苦しい決まりはありません。

とはいえ、Tシャツにサンダルのようなラフすぎる服装は、高級な式場では少し浮いてしまうかもしれません。 「ちょっと良いレストランに食事に行く」くらいの感覚で服を選ぶと失敗がないですよ。

【服装の例】

  • 男性: 襟付きのシャツ(ポロシャツOK)、チノパン、スラックス、ジャケット(あると尚良い)
  • 女性: ワンピース、ブラウス+スカート、キレイめのパンツスタイル

チェックポイント

  • 会場内をたくさん歩くので、女性は歩きやすい靴がオススメです。
  • 試着会に参加する場合、脱ぎ着しやすい服装(前開きのシャツなど)だとスムーズです。

Q. 必要な持ち物は?

A. これがあると便利!という持ち物リストです。

【必須アイテム】

  • 大きめのバッグ(A4サイズ以上)
    • 見積書やパンフレットなど、資料をたくさんもらいます。
  • カメラ機能付きスマホ
    • 会場の雰囲気やコーディネートを写真に撮っておくと、後で見返すときに便利です。
  • メモ帳と筆記用具
    • プランナーの説明や、お二人が「良いな」と思ったことをすぐにメモできるように。

【あると便利なアイテム】

  • 二人のスケジュール帳(またはアプリ)
    • 「いつ頃がいいか」と日程の話になった時に、お二人の予定がすぐ分かるとスムーズです。
  • メジャー
    • 「ここにウェルカムボードを置きたいな」という時など、サイズを測っておくと後で役立つことがあります。

Q. 一人や親、友達との参加もOK?

A. 結論、まったく問題ありません! もちろん新郎新婦お二人での参加が一番多いですが、さまざまな事情で一人やご家族と参加される方もたくさんいらっしゃいますよ。

  • 一人で参加
    • 「彼の仕事が忙しくて」「まずは下見をしたい」という理由で、新婦様お一人で来られるケースは多いです。(もちろん新郎様お一人もOK!)
    • 自分のペースでじっくり見学できるメリットがあります。
  • 親と参加
    • 費用面などで親御様の意見も聞きたい場合、一緒に参加されると話が早いです。
    • 親御様目線でのチェック(ゲストの待合室、料理の質など)もしてもらえます。
  • 友人と参加
    • 客観的な意見をくれる友人と参加するのも良いですね。

ただ、試食会や相談会は基本的に「新郎新婦お二人分」で用意されていることが多いです。 一人や親御様と参加する場合は、予約時に「参加人数」と「続柄(新婦一人、新婦と母親)」を必ず正確に伝えてくださいね。

まとめ:ブライダルフェアは行かないと損!まずは一歩を踏み出そう

ここまで、「ブライダルフェアとは何か」から、具体的な内容、不安の解消法、お得な探し方まで解説してきました。

かつては「行ったら最後、契約するまで帰れない」といったイメージもあったかもしれませんが、今は違います。 ブライダルフェアは、お二人が「本当にここで良いか」を確かめるための、楽しくてお得な”お試しイベント”です。

豪華な料理を食べ比べたり、憧れのドレスに袖を通したり、お祭り感覚で参加するだけでも、結婚式へのイメージは格段にクリアになります。

不安は解消されましたか?

最高の結婚式場探しは、情報収集から始まります。 式場のパンフレットを眺めるだけでは、その会場の本当の魅力は分かりません。

まずは式場検索サイトを覗いて、「あ、この式場素敵かも」「この試食、美味しそう」とワクワクする気持ちを見つけるところから始めてみませんか?

お二人の大切な一日が、最高の思い出になるよう心から応援しています!

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