教会式とは、キリスト教のしきたりに沿って、神にふたりの愛を誓う結婚式のスタイルです。白いドレスを着て、バージンロードを歩く姿は、多くの女性の憧れですよね。しかし、教会式にはどんな流れや費用、演出があるのでしょうか?また、教会式を挙げるには、どんな場所を選ぶべきなのでしょうか?この記事では、教会式の基本的な内容や魅力、おすすめの演出や場所選びのコツなどをご紹介します。教会式で夢の結婚式を叶えるためのヒントを見つけてくださいね。
教会式とは?

教会式とは、キリスト教の信者が集まる街の教会で挙げる結婚式です。教会式では、神父や牧師が式を進行し、新郎新婦は神の前で永遠の愛を誓います。教会式には、カトリックとプロテスタントという2つの宗派があります。カトリックの場合は、新郎新婦のどちらかが信者であることが条件ですが、プロテスタントの場合は、信者以外でも結婚式を挙げることができます。教会式は、厳かな雰囲気と神聖さに満ちた、感動的な結婚式です。
教会式の流れ
教会式の流れは、教会や宗派によって若干異なりますが、一般的には次のような流れで行われます。
- ゲスト入場
ゲストは、祭壇に向かって右に新郎側、左に新婦側の席に座ります。順番は、前から父母、兄弟姉妹、親族、友人となります。 - 開式の辞
司式者である牧師が、結婚式の開式を宣言します。 - 新郎入場
ゲスト全員が立ち上がり、新郎を迎え入れます。新郎は、祭壇の前で新婦を待ちます。 - 新婦入場
新婦は、父親や親族とともに入場し、バージンロードを歩いて新郎のもとに向かいます。祭壇の前で、父親から新郎にバトンタッチします。 - 讃美歌を歌う
出席者全員で、讃美歌を歌います。歌詞は、式次第に載っています。 - 聖書の朗読と神への祈り
牧師が、聖書の中から結婚にふさわしい愛の教えを朗読します。その後、神に祈りを捧げます。 - 誓いの言葉
牧師が新郎へ問いかけます。「病めるときも、健やかなるときも、愛をもって互いに支えあうことを誓いますか?」新郎は、「誓います」と答えます。新婦にも同じように問いかけがあり、「誓います」と答えます。 - 指輪の交換
二人の誓いの証として、指輪を交換します。新郎から新婦へ、次に新婦から新郎への順番で、指輪を手にとって、相手の左手の薬指に指輪をはめます。 - 結婚証明書にサイン
二人が晴れて夫婦となったことを、牧師が宣言します。その後、新郎新婦は結婚証明書にサインします。続いて証人や牧師がサインします。 - 閉式の辞
二人の結婚成立が牧師からゲストへ宣言され、閉式となります。 - 新郎新婦の退場
出席者全員で、もう一度讃美歌を歌います。その後、新郎新婦は腕を組み、バージンロードを歩いて退場します。
以上が、教会式の代表的な流れです。教会式では、事前にリハーサルやレクチャーがあるので、安心して挙式に臨めます。
教会式の費用はいくら?
教会式の費用は、教会やチャペルの規模や設備、挙式日や時間帯などによって異なりますが、平均的には約10万円から20万円程度が目安です。この費用には、牧師や聖歌隊、オルガニストへのギャランティ、式次第やキャンドル、誓約書の代金、教会使用料などが含まれます。教会式の費用を抑えるには、平日やオフシーズンなど費用が安い日程を選んだり、チャペルの装花や音響などはおまかせにしたりするといいでしょう。
教会式の費用の内訳
教会式の費用の内訳は、以下のようになります。
- 教会使用料:教会やチャペルの施設を利用するための費用です。教会の規模や人気度、設備や立地などによって異なりますが、平均的には約5万円から10万円程度です。
- 牧師ギャランティ:牧師に支払う謝礼です。牧師の経験や実績、人気などによって異なりますが、平均的には約3万円から5万円程度です。
- 聖歌隊ギャランティ:聖歌隊に支払う謝礼です。聖歌隊の人数やレベル、曲数などによって異なりますが、平均的には約2万円から4万円程度です。
- オルガニストギャランティ:オルガニストに支払う謝礼です。オルガニストの技術や曲数などによって異なりますが、平均的には約1万円から2万円程度です。
- 式次第代:式次第は、教会式の流れや歌詞などを記したパンフレットです。ゲストに配るためのもので、枚数やデザインなどによって異なりますが、平均的には約1万円から2万円程度です。
- キャンドル代:キャンドルは、教会式の雰囲気を高めるためのものです。キャンドルの種類や数などによって異なりますが、平均的には約1万円から2万円程度です。
- 誓約書代:誓約書は、新郎新婦が神に誓った言葉を記した書類です。記念品としてもらえるもので、枚数やデザインなどによって異なりますが、平均的には約1万円から2万円程度です。
以上の費用は、教会式のみの場合のもので、披露宴や衣装、写真などは別途かかります。また、教会式の費用は、教会やチャペルによって大きく異なるので、事前に見積もりを取ることが大切です。
教会式の魅力とは?

教会式には、他の結婚式スタイルにはない魅力がたくさんあります。教会式の魅力とは、どんなものでしょうか?ここでは、教会式の魅力を3つご紹介します。
教会式は神聖な雰囲気が特別
教会式の最大の魅力は、神聖な雰囲気が特別なことです。教会やチャペルは、神に捧げられた聖なる場所です。そこで結婚式を挙げるということは、神の祝福を受けるということです。教会式では、神父や牧師が二人の愛を導き、聖歌隊やオルガンが二人の心を高めます。また、ステンドグラスやキャンドル、花々などが、教会の空間を美しく彩ります。教会式は、厳かで感動的な結婚式です。
教会式は白いドレスが映える
教会式のもう一つの魅力は、白いドレスが映えることです。白いドレスは、純潔や清らかさを象徴するものです。教会式では、白いドレスを着た新婦が、バージンロードを歩いて新郎のもとに向かいます。このとき、新婦の美しさや幸せそうな表情が、教会の中に鮮やかに映し出されます。教会式は、白いドレスを着るにふさわしい結婚式です。
教会式はオリジナルの演出ができる
教会式のもう一つの魅力は、オリジナルの演出ができることです。教会式では、二人の個性や趣味、思い出などを反映した演出ができます。例えば、二人が出会った場所や思い出の曲を、聖歌隊やオルガンに演奏してもらったり、二人の写真やメッセージを、スクリーンやプロジェクターで映したり、二人の愛を象徴するものを、キャンドルや花束として持ったりすることができます。教会式は、オリジナルの演出を楽しめる結婚式です。
教会式の場所の選び方

教会式を挙げるには、場所の選び方がとても重要です。教会式の場所には、大きく分けて2つのタイプがあります。一つは、街の教会で、もう一つは、ホテルやレストランなどに併設されたチャペルです。それぞれにメリットとデメリットがありますので、二人の希望や予算に合わせて選ぶことが大切です。
街の教会で挙げるメリットとデメリット
街の教会で挙げるメリットは、本格的な教会式を体験できることです。街の教会は、キリスト教の信者が集まる場所であり、歴史や伝統が感じられます。街の教会で挙げる場合は、教会の信仰に沿った式を行う必要がありますが、その分、神聖さや厳かさが高まります。また、街の教会は、建築や内装が美しく、写真映えすることも多いです。
街の教会で挙げるデメリットは、制約や手続きが多いことです。街の教会で挙げる場合は、教会の規則や牧師の指示に従わなければなりません。例えば、衣装や演出に制限があったり、事前にカウンセリングや授業を受けたり、信仰に関する質問に答えたりする必要があるかもしれません。また、街の教会は、披露宴会場と離れていることが多いので、移動や送迎の手配が必要になることもあります。
街の教会で挙げる場合の注意点
街の教会で挙げる場合の注意点は、以下のようなものがあります。
- 教会の宗派や信仰について、事前に調べておくこと。カトリックとプロテスタントでは、式の流れや条件が異なります。
- 教会の規則や牧師の指示に従うこと。衣装や演出に制限がある場合は、事前に確認しておくこと。
- 教会の予約や手続きに余裕を持って行うこと。人気の教会は、早めに予約しないと空いていないことがあります。また、カウンセリングや授業などの時間も考慮すること。
- 披露宴会場との距離や移動手段について、事前に検討すること。ゲストの送迎や交通費などの費用も考えること。
以上が、街の教会で挙げるメリットとデメリット、注意点です。街の教会で挙げる場合は、本格的な教会式を楽しむことができますが、制約や手続きが多いことに注意しましょう。
続いて、ホテルやレストランなどに併設されたチャペルで挙げるメリットとデメリット、注意点をご紹介します。
チャペルで挙げるメリットとデメリット
チャペルで挙げるメリットは、便利で自由な教会式を行えることです。チャペルは、ホテルやレストランなどの施設に併設された教会風の建物です。チャペルで挙げる場合は、教会の信仰に関係なく、誰でも結婚式を挙げることができます。また、チャペルは、披露宴会場と近いので、移動や送迎の手間が省けます。さらに、チャペルは、衣装や演出に制限が少なく、二人の好みに合わせてアレンジできます。チャペルは、便利で自由な結婚式です。
チャペルで挙げるデメリットは、教会式の雰囲気が薄いことです。チャペルは、教会風の建物であっても、神に捧げられた聖なる場所ではありません。チャペルで挙げる場合は、牧師や聖歌隊、オルガンなどのサービスが付いていないことが多く、別途手配や費用がかかることがあります。また、チャペルは、他の新郎新婦との時間や空間の共有が必要なことが多く、プライバシーが保てないこともあります。チャペルは、教会式の雰囲気が薄い結婚式です。
チャペルで挙げる場合の注意点
チャペルで挙げる場合の注意点は、以下のようなものがあります。
- チャペルの種類や設備について、事前に調べておくこと。チャペルには、本格的な教会風のものから、モダンなデザインのものまで、さまざまな種類があります。また、チャペルには、ステンドグラスやオルガンなどの設備があるものとないものがあります。
- 牧師や聖歌隊、オルガンなどのサービスについて、事前に確認しておくこと。チャペルには、牧師や聖歌隊、オルガンなどのサービスが付いていないことが多く、別途手配や費用がかかることがあります。また、チャペルによっては、自分で選んだ牧師や聖歌隊、オルガンなどを持ち込めないこともあります。
- 他の新郎新婦との時間や空間の共有について、事前に検討すること。チャペルは、他の新郎新婦との時間や空間の共有が必要なことが多く、プライバシーが保てないこともあります。例えば、チャペルの入退場や控え室の利用に制限があったり、他の新郎新婦の音や声が聞こえたりすることがあるかもしれません。
以上が、チャペルで挙げるメリットとデメリット、注意点です。チャペルで挙げる場合は、便利で自由な教会式を楽しむことができますが、教会式の雰囲気が薄いことに注意しましょう。
結論
教会式とは、キリスト教のしきたりに沿って、神にふたりの愛を誓う結婚式のスタイルです。教会式には、神聖な雰囲気や白いドレス、オリジナルの演出などの魅力があります。教会式を挙げるには、街の教会やチャペルという2つの場所があります。それぞれにメリットとデメリットがありますので、二人の希望や予算に合わせて選ぶことが大切です。教会式で夢の結婚式を叶えるためには、事前に準備や調査をしっかりと行うことが必要です。教会式で、神の祝福を受けて、幸せな結婚生活をスタートさせましょう。