結婚式の親族挨拶のマナーと文例集~初対面からお礼まで完璧にこなす方法~

grayscale photo of people rising a drinking glasses 結婚式

結婚式には、新郎新婦の親族が多く参列します。親族として結婚式に出席する場合は、服装やご祝儀、スピーチなど、さまざまなマナーを気にする必要があります。また、相手方の親族と初めて会う場合は、挨拶や会話の仕方も重要です。

この記事では、結婚式の親族挨拶のマナーと文例集をご紹介します。初対面からお礼まで、完璧にこなす方法をお伝えします。

結婚式の親族挨拶のタイミングと順番

結婚式の親族挨拶のタイミングと順番は、以下のようになります。

  • 両家の顔合わせ:結婚式の半年から3ヶ月前に、新郎新婦の両親と兄弟姉妹が集まって、結婚の挨拶と挙式の打ち合わせをします。このときは、自己紹介と結婚の報告、今後の話をします。
  • 親族への結婚報告:結婚式の3ヶ月から1ヶ月前に、新郎新婦の祖父母や叔父叔母、従兄弟姉妹などの親族に、直接訪問して結婚の報告と招待状を渡します。このときは、自己紹介と結婚の報告、結婚式の日時や会場を伝えます。
  • 結婚式当日の親族紹介:結婚式の前半に、新郎新婦の親族をゲストに紹介します。このときは、司会者が親族の名前と関係を呼び、親族が立ち上がって会釈します。紹介する順番は、新郎新婦から見て親等が近い順に、新郎側から始めます。
  • 結婚式当日の親族代表の挨拶:結婚式の後半に、新郎新婦の親族代表がスピーチをします。このときは、新郎新婦の親族の代表として、祝辞と謝辞を述べます。スピーチする順番は、新郎側から始めます。
  • 結婚式後の親族へのお礼:結婚式が終わったら、新郎新婦は親族にお礼の言葉とお車代を渡します。このときは、結婚式に参加してくれたことと、今後の家族としての付き合いをお願いします。

結婚式の親族挨拶の服装と手土産のマナー

結婚式の親族挨拶の服装と手土産のマナーは、以下のようになります。

服装のマナー

  • 両家の顔合わせ:フォーマルな場ではないので、ビジネスカジュアルや普段着で構いません。ただし、柄や色が派手なものや、露出の多いものは避けましょう。また、相手方の家の雰囲気に合わせて、控えめな服装にするとよいでしょう。
  • 親族への結婚報告:結婚の報告にふさわしい礼儀正しい服装で訪問しましょう。男性はダークカラーのスーツやジャケットにネクタイ、女性はワンピースやスーツなどの準礼装が基本です。また、相手方の親族の年齢や立場に合わせて、敬意を表す服装にするとよいでしょう。
  • 結婚式当日の親族紹介:結婚式に参加するゲストの中でも、特に注目される存在なので、きちんとした正礼装を身に着けましょう。男性は黒や紺などの無地のモーニングコートやタキシード、女性は黒や紺などの無地のロングドレスやフォーマルスーツが適切です。また、新郎新婦の親よりも少し控えめな色やデザインにするとよいでしょう。
  • 結婚式当日の親族代表の挨拶:親族紹介と同様に、正礼装でスピーチを行いましょう。また、スピーチの内容に合わせて、笑顔やしっかりとした目線、活舌のよい声などで話すことが大切です。
  • 結婚式後の親族へのお礼:結婚式当日の服装でお礼を述べましょう。また、お礼の言葉は丁寧に、お車代は封筒に入れて渡すことがマナーです。

手土産のマナー

  • 両家の顔合わせ:初めて会う相手方の親には、手土産を持っていくと好印象です。手土産は、3,000円~5,000円程度のもので、賞味期限が短いものや生もの、割れるものは避けましょう。また、相手の好みやアレルギーなどにも配慮しましょう。
  • 親族への結婚報告:結婚の報告に訪問する際には、手土産を持っていくのがマナーです。手土産は、両家の顔合わせと同様に、3,000円~5,000円程度のもので、賞味期限が短いものや生もの、割れるものは避けましょう。また、相手の好みやアレルギーなどにも配慮しましょう。
  • 結婚式当日の親族紹介:結婚式に参加するゲストに、新郎新婦の親族を紹介する場面です。このときは、手土産は必要ありません。ただし、新郎新婦の親族として、ゲストに感謝の気持ちを伝えることが大切です。
  • 結婚式当日の親族代表の挨拶:結婚式の後半に、新郎新婦の親族代表がスピーチをします。このときは、手土産は必要ありません。ただし、新郎新婦の親族代表として、祝辞と謝辞を述べることが大切です。
  • 結婚式後の親族へのお礼:結婚式が終わったら、新郎新婦は親族にお礼の言葉とお車代を渡します。このときは、手土産は必要ありません。ただし、新郎新婦として、親族に感謝の気持ちを伝えることが大切です。

結婚式の親族挨拶の文例集~初対面からお礼まで~

結婚式の親族挨拶の文例集を、以下にご紹介します。初対面からお礼まで、さまざまなシーンで使える文例を参考にしてください。

両家の顔合わせの文例

  • 新郎から新婦の親に:「初めまして、新郎の〇〇と申します。本日は、お忙しい中、お越しいただき、ありがとうございます。私は、〇〇の会社で〇〇の仕事をしています。新婦さんとは、〇〇のきっかけで出会いました。新婦さんは、私にとって一生のパートナーです。私は、新婦さんのことを大切にし、幸せにすることを誓います。どうぞよろしくお願いいたします。」
  • 新婦から新郎の親に:「初めまして、新婦の〇〇と申します。本日は、お時間を割いていただき、ありがとうございます。私は、〇〇の会社で〇〇の仕事をしています。新郎さんとは、〇〇のきっかけで出会いました。新郎さんは、私にとって一生のパートナーです。私は、新郎さんのことを大切にし、幸せにすることを誓います。どうぞよろしくお願いいたします。」

親族への結婚報告の文例

  • 新郎から新婦の祖父母に:「こんにちは、新郎の〇〇と申します。本日は、お忙しい中、お越しいただき、ありがとうございます。私は、〇〇の会社で〇〇の仕事をしています。新婦さんとは、〇〇のきっかけで出会いました。新婦さんは、私にとって一生のパートナーです。私は、新婦さんのことを大切にし、幸せにすることを誓います。これからは、私も新婦さんのご家族の一員として、よろしくお願いいたします。」
  • 新婦から新郎の祖父母に:「こんにちは、新婦の〇〇と申します。本日は、お時間を割いていただき、ありがとうございます。私は、〇〇の会社で〇〇の仕事をしています。新郎さんとは、〇〇のきっかけで出会いました。新郎さんは、私にとって一生のパートナーです。私は、新郎さんのことを大切にし、幸せにすることを誓います。これからは、私も新郎さんのご家族の一員として、よろしくお願いいたします。」

結婚式当日の親族代表の挨拶の文例

  • 新郎の父から新婦の親に:「本日は、息子の結婚式にご列席いただき、ありがとうございます。私は、新郎の父、〇〇と申します。息子は、私たちの期待に応えて、立派に成長しました。今日は、素敵な新婦さんと結ばれて、本当に幸せです。新婦さんは、息子にとって最高のパートナーだと思います。これからは、二人で力を合わせて、幸せな家庭を築いていってください。私たちは、二人を全力で応援します。新婦さんのご両親様にも、感謝の気持ちでいっぱいです。息子を温かく迎え入れてくださり、ありがとうございます。これからは、私たちも新婦さんのことを娘として大切にします。どうぞよろしくお願いいたします。」
  • 新婦の父から新郎の親に:「本日は、娘の結婚式にご列席いただき、ありがとうございます。私は、新婦の父、〇〇と申します。娘は、私たちの期待に応えて、美しく成長しました。今日は、素晴らしい新郎さんと結ばれて、本当に嬉しいです。新郎さんは、娘にとって最高のパートナーだと思います。これからは、二人で力を合わせて、幸せな家庭を築いていってください。私たちは、二人を全力で応援します。新郎さんのご両親様にも、感謝の気持ちでいっぱいです。娘を温かく迎え入れてくださり、ありがとうございます。これからは、私たちも新郎さんのことを息子として大切にします。どうぞよろしくお願いいたします。」

結婚式後の親族へのお礼の文例

  • 新郎から新婦の親に:「本日は、私たちの結婚式にご参加いただき、ありがとうございました。私は、新婦さんのことを大切にし、幸せにすることを誓います。新婦さんのご両親様には、感謝の気持ちでいっぱいです。私を温かく迎え入れてくださり、ありがとうございました。これからは、私も新婦さんのご家族の一員として、よろしくお願いいたします。お車代として、こちらの封筒をお渡しします。どうぞお受け取りください。」
  • 新婦から新郎の親に:「本日は、私たちの結婚式にご参加いただき、ありがとうございました。私は、新郎さんのことを大切にし、幸せにすることを誓います。新郎さんのご両親様には、感謝の気持ちでいっぱいです。私を温かく迎え入れてくださり、ありがとうございました。これからは、私も新郎さんのご家族の一員として、よろしくお願いいたします。お車代として、こちらの封筒をお渡しします。どうぞお受け取りください。」

以上で、結婚式の親族挨拶のマナーと文例集をご紹介しました。結婚式は、新郎新婦だけでなく、親族にとっても大切な日です。親族として結婚式に出席する場合は、服装やご祝儀、スピーチなど、さまざまなマナーを気にする必要があります。また、相手方の親族と初めて会う場合は、挨拶や会話の仕方も重要です。この記事を参考にして、結婚式の親族挨拶を完璧にこなしましょう。

まとめ

結婚式の親族挨拶は、新郎新婦と親族の関係を深めるために欠かせないものです。しかし、親族挨拶には、タイミングや順番、服装や手土産、文例など、さまざまなマナーがあります。

この記事では、結婚式の親族挨拶のマナーと文例集をご紹介しました。結婚式に参加する親族の方は、この記事を参考にして、結婚式の親族挨拶をスムーズに行いましょう。新郎新婦と親族の幸せな結婚式になりますように。

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